最近、TVや雑誌なんかで「骨伝導イヤホン」の紹介が増えてきていますね。
リモートワークの普及やイヤホンによる難聴のリスクなどが取りざたされていることもあって、人気が出てきているのだと思います。
今回は音楽好きの私が何個ものイヤホンを使い倒して来た中で、これは良かった!というオススメの「AfterShokz AEROPEX」をご紹介したいと思います。
この記事はこんな方におすすめです
そもそも骨伝導イヤホンって何?
骨伝導イヤホンって最近よく聞くけど、本当にちゃんと聴こえるの?
購入を検討しているけど、少し勇気がいる…
AfterShokz AEROPEXを買うか悩んでいる…
私も購入する前には似たような悩みがありました。
そんなお悩みに、全力でお答えします‼︎
おすすめできるメリット6点!
メリット①:耳をふさがない
当たり前ですが、骨伝導イヤホンの最大の特徴は耳を塞ぎません。
骨伝導イヤホンで音が認識できるメカニズムを簡単に言うと、頬骨という顔の骨の一部から振動を使って直接音を耳の中へ届けることで音を感じられるようなシステムです。
これで生活がどうなるか?
環境音を取り込みながら聞きたい音を聞けるのです。
たとえばこんなことで困ったことはありませんか?
・家事をしながらイヤホンで音楽を聴いていたら、実は宅配便が来ててスルーした。
・散歩しながらイヤホンで音楽を聴いていたら、後ろから自転車が来てビクッとした。
普通のイヤホンをしていたら、いくらゴルゴ13でも後ろに立った人を「後ろに立つな」と殴り飛ばすことはできないかもしれません。
これらが一挙に解決するのが「骨伝導イヤホン」です。(ゴルゴの話は冗談です)
また最近よく聞く「イヤホン使用による難聴の悪化」。
特に大音量でイヤホンを使用する場合によく見られているようですが、大きな音に長時間さらされると難聴になりやすいとの報告があります。これを「音響性難聴」というそうです。
ヘッドホンやイヤホンを使い、大きな音量で音楽などを聞き続けることにより、音を伝える役割をしている有毛細胞が徐々に壊れて起こる難聴です。少しずつ進行していくために初期には自覚しにくく、とはいえ失った聴覚は戻りません。大きすぎる音量で聞かない、長時間連続して聞かずに定期的に耳を休ませるなどの予防が重要となります。
引用元:厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト e-ヘルスネット
「大きすぎる音量」という意味では、パチンコ屋でバイトしていた友人がバイト後に会うときにはこちらの声が聞き取りにくそうにしていたことを覚えています。(※個人の感想です)
メリット②:運動中でも使える
これまでのイヤホンは「耳に差し込んで、密着させることで落ちないようにする」が主流でした。
このAEROPEXは「耳に引っ掛けつつ、こめかみのあたりを両側から挟んでホールドする」ことで本体が落ちないような作りになっています。
パッと見た感じではグラグラ揺れそうだったり、ランニングなんかしようものならすぐに落ちてしまいそうですが、普段の生活はもちろん、軽いランニング程度なら問題なく使用できます。
メリット③:防水機能が万全
生活防水程度なら特に問題ない感じで、家事をしている最中の濡れた手で操作する程度はまったく問題ありません。
ランニング中の汗や突然の雨もへっちゃらです。
ちなみに製品のHPのQ&Aを見てみると、「装着して水泳はできますか?」という質問があります。
そんなことする奴なんていないよ!と思いますが、真面目に返答されています。
Q:水泳中に使用することはできますか?
A:IP67防水とは、製品を水深1メートルの場所に30分間置いても、水を防ぐことができ、イヤホンの機能が損なわれないことを意味します。Aeropexの場合、水中の圧力や状態が複雑なため、水泳のために装着することはできません。また、Bluetoothも水中では機能しません。
引用元:https://aftershokz.jp/products/aeropex
メリット④:通話機能がついている
最近はリモートワークやリモート会議が増えましたね。
私はリモート会議でもよく使用しています。
以前のリモート会議ではヘッドホンやイヤホンとマイクは別売りのものを使ってみたり、ヘッドセットを使ってみたりしていました。
そこで困ったのは、自分のまわりで起きていることに気づけないこと。
自宅からリモート会議に参加していた時には、子どもがカーペットにジュースをぶちまけていたことに気付かず号泣していました。
職場で使用していた時には自分の大声に気付けずに、他のスタッフの冷たい視線に私の方が泣きたくなりました。
通話中の骨伝導イヤホンのメリットは以下のように感じます。
●環境音に気付けること
●自分の声の大きさにも気付けること
ちなみにマイク付きの製品もあるので、ビジネス専用で購入を考えておられる場合はこちらをご参照ください。
メリット⑤:子ども用もある
2020年より子ども用も販売が開始されていました。
基本的なスペックは一緒ですが、バンド部分が少し短くなっています。
子ども用となってはいますが、サイズさえ合えば大人でも使用できると思います。
私の場合だと後頭部とバンドの間に空間があり、バンドが椅子のヘッドレストに当たると本体が前方に押し出されてしまって違和感があります。
特に小顔の方にはピッタリかもしれません。
メリット⑥:メーカー購入で保証期間あり!
私はメーカーから直接購入したため、2年間の保証期間がありました。
後述しますが、私の場合は購入後2回の故障に見舞われましたが全て無償で新品に交換してもらえました。(なんと送料も無料!)
一部のサイトで故障について報告されていますが、とりあえず保証期間がある場合は安心して利用することが出来ると思います。
※保証内容については随時更新される可能性があります。製品ホームページ等をご参照ください。
※購入する小売店などで保証内容やサポートが違う可能性があります。
※購入される際には必ず保証内容やサポート体制の確認を推奨いたします。
ここだけは気になるデメリット4点
ここまで完璧とも言えるほどの完成度を誇るAfterShokz AEROPEXをご紹介してきましたが、ここだけは気になるところを4点だけ挙げてみます。
デメリット①:音漏れ
骨伝導イヤホン全般に言えることですが、音漏れを気にされる方が多くいます。
実際、最大音量にすると明らかに音漏れしていますし、電車内などで使用されている方の中には音漏れしている場合もあります。
この場合に気を付けなければいけないのは、自分では気づきにくい事です。
音漏れしない音量はどの程度?と聞かれても明確にはお伝え出来ません。
ちなみに私の経験ではこめかみがブルブル震えるほどの音量で使用していれば、高確率で音漏れしています。
周囲の環境に合わせて使用してくださいね。
デメリット②:音質
これはデメリットというよりは気になる点ですが…。
これも当たり前ではありますが、ワイヤードイヤホンやヘッドホンと比較すれば音質は落ちます。
骨伝導イヤホンを購入する際は音質にこだわりすぎるのは、あまりオススメしません。
デメリット③:バッテリーの持ちがイマイチ?
バッテリーは8時間駆動だそうです。
他のBluetoothイヤホンと比較すると、長くもないけど短くもない…といったところでしょうか。
個人的には2〜3日に1回は充電しているような気がします。
デメリット④:故障について
冒頭にも触れましたが、原因不明の故障に見舞われることがあります。
どのワイヤレスイヤホンでも以下のような故障やトラブルが見られます。
- 左右どちらかのイヤホンから音が出ない
- ペアリングがうまくいかない
- 途中で接続が切れる
私がAfterShokz AEROPEXで遭遇した故障は以下のようなものでした。
急に電源が落ちて、起動できなくなる (2回とも同じような現象でした)
冬場、使用中にマフラーを外したら「プツッ」と音が切れて、なんの反応もなくなってしまいました。
他にも似たような症状で困っておられた方がいましたが、その方曰く「静電気が原因ではないか」とのことでした。
しかし、そこで活躍するのがメーカー保証!
ちょっと手間ですが、サポートセンターへメールして必要事項を記入すれば「本社へ郵送していただければ交換いたします」とお返事が!
少し時間はかかりましたが、また私の手元には新品のAEROPEXが到着。
今では着替えなんかのときには必ず外しています。(←ちょっとビビってる)
ワイヤーの有無で比較検証してみた
ここまでAfterShokz AEROPEXのオススメをしてきましたが、まだどうしようか悩まれている方にもうひと押し!
ワイヤードイヤホンとワイヤレスイヤホンとの違いを私の独断と偏見満載で比較してみます。
ワイヤレスイヤホン | ワイヤードイヤホン | |
---|---|---|
コード | コードがなくてスッキリ | よく絡まる |
接続 | Bluetooth接続 | イヤホンジャックの確認がいる |
電源 | 定期的に充電するのが面倒 | 電源いらずで楽 |
音質 | 多少落ちる? | 落ちなさそう |
価格・品揃え | ワイヤードイヤホンよりは高価 | 100円ショップからハイエンドまである |
その他 | 落とす心配がある | バックの中がごちゃつく |
私が骨伝導イヤホンを使う理由
最後にダメ押し!
私はもともとワイヤードイヤホンを重用していましたが、ある時からAfterShokz AEROPEXに完全移行しました。
その理由を次にお伝えします。
- 難聴のリスクを少しでも軽減したかった
- 家事の間(すき間時間)を有効活用したかった
- 移動時間でも安全に使いたかった
1.難聴のリスクを少しでも軽減したかった
私は音楽が好きです。
このジャンル・アーティストが好き!というものはありませんが、ロック、メロコア、ヒップホップなどを大きな音で楽しんでいました。
そして30歳を超えたあたりから「聞き間違いが増えてきた?」と思ったのです。
もちろん音楽が悪いわけではありません。
イヤホンが悪かったわけでもありません。
それらを必要以上の音量で聞いていた私が悪いのです。(たぶん)
もし本当に耳の機能が低下しているとして、必ず上記が原因とは限りません。
というか「聴覚が老化してんだろ!」って思います。
そんな私がTVや雑誌、ネットで骨伝導イヤホンを調べ、このAEROPEXにたどり着きました。
2.家事の間(すき間時間)を有効活用したかった
家事って複数のタスクを同時並行することがありますよね。
洗濯機をまわしながら、部屋の掃除をして、晩御飯の準備をして、洗濯物を干して…
文字に起こすとすき間なんてなさそうですが、その家事の間は耳は空いてます。
私の場合、その時間にVoicyを聞いたり、オーディブルを聞いたりしてインプットの時間を確保します。
これが私のすき間時間の有効活用法です。
3.移動時間でも安全に使いたかった
私は電車で通勤しています。
通勤時間は片道1~1.5時間。社畜以外の何者でもありません。
3時間もの時間があれば、十分なお昼寝ができます。
そうです。電車内で眠ってしまうのです。特に帰りの電車で。
そこでイヤホンをしていたら車内アナウンスを聞き逃し、気づけば乗り過ごしたことも数回では済みません。
骨伝導イヤホンだから乗り過ごさないというわけではないのですが、多少は環境音が耳に入るので周囲のざわつきなどで目を覚ますことが出来て助かります。
まとめ
今回は「AfterShokz AEROPEX」に関して紹介しました。
骨伝導イヤホンってなんだろう?
最近よく聞くけど本当に良い物なの?
気になるけど、買うのは少し勇気がいるな…
という方にぴったりな記事だったと思います。
最近流行りだしてきた耳を塞がないタイプの骨伝導イヤホン購入を検討されている方の背中を少しでも良い方向に押すことができれば幸いです。
以上、AfterShokz AEROPEXのレビューでした。